走行風が超音波を発信し道へ飛び出して来る
動物の動きをふせぎ衝突事故のリスクを軽減します。
近年では車両と動物の衝突・接触が増加していることから、
動物の動きを止めるための警笛が作られました。
動物よけ警笛のしくみ
貫通型と非貫通型
動物よけ警笛は、貫通型と非貫通型(図1)の警笛を一対として、車両走行時の風圧を取込むことで、2種類の異なる音(超音波)を、
20kHzの超音波を発生させることにより飛び出そうとする動物を怯えさせることなく立ち止まらせ、車両との衝突・接触事故の防止を目的としてオーストリ
アで開発されました。
約50kmの速度から前方約400mの範囲に広がっていきます。
超音波とは
超音波とは「振動数が人間の可聴周波数領域を超える音波」を指します。人間の可領域は下限が20Hz,上限が20kHzとされているが、個人差があるため明確な範囲は有りませんが、人間にはほとんど聞こえません。
動物よけ警笛は、16kHz以上を超音波と位置づけ、20kHzまでの超音波を発生させることにより動物のみが感じられる音波で、その場に立ち止まらせる事で、車両への衝突・接触リスクが軽減出来ます。
この製品は動物への害も有りません。
動物よけ警笛の動画です
取り付け方法
取り付け前に
1. 本体を取り付ける前に、警笛とベースマウントを組立合わせ後、設置場所を決めてください。
取り付け場所は、風圧の当たる部分で前方に障害が無い事も確認して下さい。
(グリル内が理想)横から見て水平に取り付けるのが理想ですが、水平から下方に約25度の傾斜以下にしますと、風圧が取り込めなくなる恐れがあり超音波が低減しますので注意してください。(図1)
2. 位
置は車両の中心部から左右に10〜20cm以内に取り付けるのが理想です。地上からの高さは約20〜85cm以内ですが動物の大きさによります(猫・犬・
狸・狐・猿は約20〜60cm、鹿・猪・熊は約60〜85cm)超音波が発生する風速が50km/hで約400m前方に音波は広がっていきます。
取り付け方法
1. 取り付ける場所のホコリ・汚れをしっかり落とします。油分が付いていますと定着せずベースがはがれる恐れが有りますのでアルコール等で脱脂してください。冬季の取り付け時は、取付け面が冷えて両面の粘着が弱いので軽くドライヤー等で温めてから取付して下さい。
2. 設置する前に警笛とベースマウントをセットして取付位置の調整をしてください。(取付前に2を参照)ベースマウント下部の接着テープを設置場所に接着させます。風が効率良く取り込むように進行方向に真直に取り付けます。
3. メンテナスを行う際に取外しを必要としますので、
設置後、警笛をベースマウントから外せることを確認して下さい。
(注)付属のキーは警笛とベースマウントをはずすパーツで、
警笛とベースマウントの間にキーを差し込むとはずれます。
設置する※警笛には貫通・非貫通(図2)の一対に対しての左右の取付け位置のきまりはありません
※フロントグリル内に取付ができない場合はボディーの内側に入り風圧が当たる場所をみつけてください。
その場合、警笛を横にして取付けても問題は有りませんが、かならず風圧の受ける場所を選んで取付けてください。
日常のメンテナンス
警笛は小石・ホコリ・虫・汚れ等で警笛の性能を著しく超音波発生の低下をまねきますので警笛とベースマウントをキーで取外し定期的に警笛のメンテナンスをお願いします。
メンテナンス方法は、簡単で本体とベースの間にキーをさしこんで取外し歯ブラシ等でクリーニングしてください。
また、小石等が挟まり取れない場合は、警笛の左右のレバーを交互に押すことで分解する事ができます。
注)自動車洗車機を使用時は、警笛を【必ず】はずして下さい。強いブラシの力ではずれるおそれがあります。
警笛・ベースが気温・天気・経年で劣化されますので日常的に点検を行って下さい。
(特に旅行・山岳部・林道へお出かけ前に)
データー
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